お疲れ様です。
学校の記事を書いていると思い出すのは当時6歳だった長男。
毎日泣いて学校へ行っていました。私も一緒に大泣きしたな。学校の廊下で(笑)
先生!今日は連れて帰る!なんて言ったことも。本当につらかったと思います。
長男は結構早くおしゃべりが始まり、2歳にはなんの不憫もなく会話していました。
言いたいことを言え、しゃべりたいことをしゃべっていた彼にとって本当につらかったと思います。お休みした日はしたいことを一日中して、(公園の池の釣り)食べたいものを食べさせて、ゆっくりしたな。その時は学校や住んで大丈夫かな?英語わからないままかな?と私自身不安だったのを覚えています。
今日は英語のサポートのお話です。
【ミシガン州】英語が不安な子へのサポート(ESL):判定から卒業までの流れ(Noviを例に)
(ノバイ学区の公式サイトと、ミシガン州教育省の資料をもとに書いています。2026年10月時点の情報です。この記事にはアフィリエイトリンクが含まれている場合があります。Amazonアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。)
はじめに
第1回で「のちほど詳しく書きます」とお伝えした、英語サポートの話です。第4回では、入学のときに英語力を確認する流れ(Home Language SurveyとWIDA Screener)まで書きました。支援が始まってから、毎年のテスト、卒業の基準、保護者ができることまでを、ノバイ(Novi)学区を例にご紹介します。
1. まず、言葉の整理
学校からの手紙やメールに、似た言葉がたくさん出てきます。先に整理しておきます。
呼び方は学区によって違いますが、指しているものはほぼ同じです。学区のサイトで探すときは、「ESL」「EL」「ELD」「Multilingual Learners」などで検索してみてください。
2. 全体の流れ
- 入学のときに Home Language Survey に答える
- 英語以外の言語を答えた場合、WIDA Screener を受ける
- 結果によって、ELとして支援を受けるかが決まる
- 学校で支援を受けながら、通常の授業にも参加する
- 毎年2〜3月に WIDA ACCESS を受ける
- 基準に届いたら、ELを卒業する
- 卒業後も、しばらくは学校が様子を見守る
3. 入口:WIDA Screener
ノバイ学区では、入学登録のときに英語以外の言語を回答した生徒が、WIDA Screenerを受けます。その結果のレベルに応じて、支援の内容が決まります。
2026-27年度から、判定の基準が変わりました
ミシガン州教育省は、2026-27年度から、ELと判定する基準を変更しました。
- 新しい基準:WIDA Screenerの技能のうち、1つでも 4.0未満 があれば、ELとして支援の対象になります。
- 以前の基準:1つでも5.0未満なら対象でした。
- 対象:幼稚園(Young 5sを含む)から12年生までです。
つまり、以前よりも「支援が必要な子」をしぼる形になっています。日本から来たばかりのお子さんは、ほとんどの場合、対象になると思います。英語圏からの帰国や、インターナショナルスクール出身のお子さんは、対象にならないこともあります。
いつ受けるの?
州の資料では、年度の初めに入学した場合は、最初の30授業日以内に受けることになっています。それより後に入学した場合は、入学から2週間以内です。
年度の途中で渡米した場合も、入学してすぐに判定が行われる、と考えておけば大丈夫です。
4. 支援の中身(Noviの場合)
ノバイ学区の公式ページで確認できたのは、
- 各校にELDの先生がいます。小学校5校、Novi Meadows、中学校、高校のすべてに、担当の先生の名前とメールアドレスが載っています。
- 支援のレベルは、WIDA Screenerの結果で決まります。
- 通常の授業(算数、理科、社会など)にも参加します。学区は、必要な調整や支援をしながら、すべてのELが教科の授業を受けられるようにする、としています。
- 通訳・翻訳のサービスを、必要に応じて提供するとしています。
- コミュニティ・リエゾンが7人いて、日本から来た家庭を担当する方が2人います(第3回で紹介しました)。
授業の形は、学校に確認を
「週に何回、どんな形で支援があるか」は、公式ページには書かれていませんでしたが一般的には、次のような形があります。
- 取り出し(Pull-out):決まった時間に教室を出て、ELの先生と少人数で学ぶ
- 入り込み(Push-in):ELの先生が教室に入り、授業の中で支える
- ELの授業が時間割に入る:中学・高校で多い形
どの形になるかは、学年、英語のレベル、学校によって違います。入学が決まったら、ELDの先生に直接聞くのが確実です(後ろに「聞くことリスト」を載せています)。
我が家の長男はPull-outでした。約一年間行きました。それが嫌だとも言っていました(笑)
本当に英語がわからなかったので、他の学年にいる日本人の子と一緒に呼んでくれていたので、気が楽になっていると当時の先生から言われました。
生徒によっていろいろ配慮してくれてありがたかったです。
5. どのくらいで卒業できるの?
ノバイ学区は、目安を次のように説明しています。
- 多くの生徒は、3〜7年でELのプログラムを卒業する
- 日常の英語が身につくまでに、1〜3年
- 授業や教科で使う英語が身につくまでに、5〜7年
ここで大事なのは、「友達と話せる」と「授業についていける」は別、ということです。半年から1年で、子どもは友達と英語で遊べるようになります。でも、理科の説明を読んだり、自分の考えを文章で書いたりする英語には、もっと時間がかかります。
「もう話せているのに、まだELなの?」と感じることがあるかもしれません。それは普通のことです。
また、この数字から考えると、3〜5年の駐在では、卒業する前に帰国の時期が来ることもあります。これも珍しいことではありません。
6. 毎年のテスト:WIDA ACCESS
ELの生徒は、毎年、WIDA ACCESSという英語力のテストを受けます。
- 時期:ノバイ学区では、2〜3月です。事前に、担当ディレクターからテストの案内がメールで届きます。
- 内容:聞く(Listening)、読む(Reading)、書く(Writing)、話す(Speaking)の4技能です。
- スコア:1.0〜6.0で表されます。数字が大きいほど、英語力が高いことを示します。
- 使われ方:翌年度の支援の内容と、卒業の判定に使われます。
結果は、学校から保護者に届きます。届いたら、4技能のうち、どこが伸びていて、どこが弱いかを見てみてください。多くの子は、「聞く・話す」が先に伸びて、「読む・書く」が後からついてきます。
7. 卒業(Exit)の基準
ミシガン州の基準は、シンプルです。
- WIDA ACCESSの総合スコアが4.8以上で、ELを卒業します。
卒業すると、「FEL(Former English Learner)」という扱いになります。州の資料では、卒業後も4年間は、学校が学習の様子を見守ることになっています。卒業した後に授業で困ったときも、学校に相談できます。
8. 保護者が知っておきたいこと
支援を受けるかどうかは、保護者が決められます
州の保護者向けガイドには、追加の支援を受けるかどうかは保護者が決められる、と書かれています。
ただし、テストは免除できません
支援を断った場合でも、ELと判定された生徒は、基準に届くまで毎年WIDA ACCESSを受ける必要があります。これは連邦の決まりで、保護者が免除することはできません。
「取り出しで授業を抜けるのが心配」「周りと違う扱いがかわいそう」と感じて、支援を断ろうか迷う方もいます。迷ったときは、断る前に、ELDの先生やリエゾンに相談してみてください。支援の形を調整できることもあります。
私は次男が小学校2年生時、支援をお願いしましたが、2歳からアメリカにいる次男はキンダーの時にWIDAの基準をパスしてしまったので、支援が受けられませんでした。
そして長男の時に合ったReadingProgramもなくなってしまり、英語の成績が良くなかったんです(笑) コロナ以降なくなってしまった、あのReadingProgramは神だったと思っています(笑) 私は受けられるならぜひ受けた方がいいと思います。文法、フォニックスとかを徹底的にたたき込んでくれるので、ありがたい何物でもない。
9. 州の統一テスト(M-STEP)との関係
ミシガン州の公立校では、春に州の統一テスト(M-STEPなど)があります。(3年生から)渡米したばかりの子は、どうなるのでしょうか。
州教育省の資料によると、アメリカの学校に在籍して12か月以内のELは、英語(ELA)のテストを1回だけ免除できる制度があります。
- 免除の対象は、ELAのテストです。
- ELとして登録されていて、WIDAのスコアがあることが条件です。
- 申請は学校が行い、期限があります(2026年春は、3月12日が申請の締め切りでした)。
渡米して1年以内に春のテストの時期が来る場合は、冬のうちに、学校に「うちの子は対象ですか」と聞いておくと安心です。
10. 家庭でできること
- 日本語をやめない:家では日本語でしっかり話し、読み聞かせや読書を続けましょう。母語で考える力は、英語で学ぶときの土台になる、と多くの教育関係者が説明しています。これはホントそう!って実感。
- 先生に様子を聞く:第1回で書いたとおり、聞かないと教えてもらえないことが多いです。メールで大丈夫です。
- 面談では通訳をお願いする:ノバイ学区は、必要に応じて通訳・翻訳を提供するとしています。遠慮せずに頼みましょう。
- 図書館を使う:英語の絵本や、レベル別の読み物を借りられます。
- 保護者自身の英語:ノバイには、大人向けのESLプログラム(Adult ESL)もあります。子ども向けのELDとは別のプログラムで、成人教育の部門が運営しています。教会でもあるよ。
一番最初の「日本語をやめない」これは本当だと思います。私は長男の時は頑張った!
だからかELA(英語)の成績が日本語教育をしなかった次男とは全然違う。
ELAだけでなく、算数、理科、社会、全てにおいてReading力が冴えわたっている。
一方次男はというと、読み聞かせをしていなかったからか、ELAは大嫌い!っていう感じ。
読み聞かせって本当に大切でReading力に直結するんだなとヒシヒシと感じています。親の努力は必要だったと最近すごく感じているのです。
11. 学校に聞くことリスト
入学が決まったら、ELDの先生やリエゾンに、次のことを聞いてみてください。
まとめ
- 入口は WIDA Screener。2026-27年度から、1技能でも 4.0未満 なら支援の対象になりました。
- 支援を受けながら、通常の授業にも参加します。授業の形は、学校に確認しましょう。
- 毎年2〜3月に WIDA ACCESS を受け、総合4.8以上で卒業です。
- 日常の英語は1〜3年、授業の英語は5〜7年が目安。話せることと、授業についていけることは別です。
- 支援を受けるかは保護者が決められますが、テストは免除できません。
- 渡米1年以内なら、州テストの ELAを1回免除 できる制度があります。学校に確認しましょう。
次回は、入学が決まった後の準備と、初日の流れについて書きます。
※制度や基準は変更されることがあります。最新情報は、ミシガン州教育省や各学区の公式サイトでご確認ください。
参考リンク
- ノバイ学区 English Language Development Program:https://www.novi.k12.mi.us/programs-and-departments/teaching-and-learning/english-language-development-program
- ミシガン州教育省 English Learners:https://www.michigan.gov/mde-el
- ミシガン州 EL Entrance and Exit Protocol:https://www.michigan.gov/mde/-/media/Project/Websites/mde/OES/Programs/Title-III/EL_Entrance_and_Exit_Protocol.pdf
- WIDA ACCESS(WIDA公式):https://wida.wisc.edu/assess/access/tests/online
- WIDA Screener(WIDA公式):https://wida.wisc.edu/assess/screener/online
正直学校によっていろいろです。
私が住んでいる市では全ての学校にESLがあるわけではありません。
次はミシガンの日本語補習校についてご紹介します。
今回までは、アメリカの公立学校に関することをご紹介しましたが、Koby Learning Center/JFSUSAのクリスティーナさんが子どもの生活アレコレを本でまとめてくださっています。JFSUSAさんは日本人家庭のためのアメリカ生活支援サービスをしております。
アメリカ生活で支援が必要な方は
それでは、
私たち全女性は今日もスーパーCUTEでB-E-A-Utiful! 輝いちゃってる!



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